


ねぎ(葱)の花言葉は愛嬌、笑顔、くじけない心、微笑み、です。
開花時期は5月頃で花色は白色、独特の香があり、みそ汁、鍋物とうどんや
蕎麦などの薬味として、またねぎ味噌としても利用される多年草です。
ねぎの花「ネギ坊主」と呼ばれ、ふわふわしたこの丸いものはたくさんの花の
集合体で花が開花するころにはネギの葉は固く食べられなくなってしまう、
だが花は食べられるので網焼き、素揚げ、天ぷら、ごま和えにし食べるのも
美味しいです。
ネギは漢方として風邪の引きはじめの治療や予防として用いられていた
ことがあるなど効能が期待されている食べ物でもあります。
具体的に効能が期待されるのか栄養素や成分を調べて見てみました。
白ネギと青ネギでは栄養成分の含有量が異なります。
日本食品標準成分表に掲載されているネギは「根深ネギ」「葉ネギ」
「小ネギ」の3種類です。
◆アリシン効果
ネギが風邪によいといわれるのは辛み成分であるアリシンの殺菌作用や
血行促進作用によるものが理由のひとつとして考えられます。
アリシンは病原菌のタンパク質と結合することで殺菌作用を示すと考えられており、
カビやピロリ菌、細菌などの繁殖を防ぐのに役立ちます。
血管を拡張させ血流を促すことで体を温めてくれる作用も期待され
体温が下がることで免疫機能が低下することから寒い時期は体を温かく保つよう
心がけることです。
◆ビタミンA・ビタミンC効果
ネギに含まれるビタミンAとビタミンCは免疫機能の維持に関わる栄養素です。
ビタミンAが不足することで粘膜の乾燥により感染症にかかりやすくなることが
知られています。
ビタミンCはリンパ球や好中球などの免疫細胞内に存在し免疫機能が正常に
作用するような役割を担っています。
感染症にかかったりストレスがあったりするとビタミンCが消費されてしまうため、
意識的に摂取する必要があるのでネギは両方の栄養素を含むことから、
特に感染症の流行する時期は積極的に取り入れるとよいでしょう。
◆鉄分効果
貧血予防に大切な鉄はネギに含まれているので、鉄が不足することで起きる
貧血の症状として疲れやすさやめまい、頭痛などが知られており、
思わぬ不調を生むことがあるので、ネギの青い部分に多く含まれるので、
捨てることなくぜひ活用しましょう。
◆カリウム効果
ネギに含まれるカリウムは、高血圧の予防に役立ちます。
高血圧の原因となるのが塩分の摂りすぎでは、カリウムは塩分の摂りすぎを
調節する働きがあり血圧を下げる働きをしてくれます。
血圧が気になる方はカリウムを含む野菜をたっぷり取り入れましょう。
◆植物繊維効果
ネギから食物繊維を摂ることにより、整腸作用が期待されます。
食物繊維は便の材料となり、腸を刺激して排便をスムーズにしてくれます。
腸内で善玉菌が増えるのを助けてくれるため腸内環境も整えます。
◆カルシュウム効果
骨の健康を保つのに欠かせないカルシウムはネギにも豊富に含まれています。
特にに青い部分に多く含まれておりカルシウム豊富な牛乳に劣らない含有量です。
カルシウム含有量は100g当り、葉ネギに80mg、小ネギ100mgで牛乳は110mg
なので葉ネギや小ネギを100g食べることで毎日意識的に取り入れることで、
カルシウムを効率的に補えるでしょう。
◆β(ベータ)-カロテン効果
植物がもっている色素成分で、抗酸化作用があり体内では必要に応じてビタミンAに
変換されて働きます。
ビタミンAは、薄暗いところでも見える「夜間視力」の維持や、
外界からのバリアである皮膚、粘膜を健康に保ち免疫力の保持に貢献しています。
ビタミンAになる主なカロテンの仲間は4種類ほどありますが、β-カロテンは、
その中でも最も効率よく変換されるのです。
●ネギの栄養を無駄なく摂るには
●食べる直前にネギを切るとアリシンの損失を抑えられます。
アリシンは揮発性成分で時間が経つと切り口から失われるので食べる直前に切る。
またアリシンには熱に弱い性質もあるので、加熱による減少を防ぐには、
生で食べることがおすすめです。
●ネギを汁物に加えると、水溶性の栄養素をまるごと接種出来ます。
ネギに含まれるアリシンやビタミンC、カリウムは水に溶けやすい成分です。
ネギが入った汁物を汁ごと摂取すれば、溶け出た栄養素を余すところなく
体に取り込めます。
●ネギの緑色の部分は油と一緒に調理すると栄養素の吸収率が高まります。
緑色の部分に豊富なβ-カロテンは脂溶性の栄養素です。
そのため油とともに摂取すると体への吸収率が高まります。
ですから油で炒めたり揚げたりするとβ-カロテンを効率よく摂取できます。
●ネギは寒い季節に生の味噌和え物で食べると栄養が無駄なく摂れるのです。
また「ネギ焼き」 はシンプルで美味しいです。

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