
心も体も優しく整う「漢方養生の手帳」
昨今、西洋医学の発展は目覚ましく原因をピンポイントまで見つけ出して悪い部分を治したり、
手術で切り取ったりする技術に優れていることは、皆さんご存知ですね。
一方で、東洋医学はどうでしょうか。
「よくわからない」「長く続けないと効果が出ないのでは」と、そう考えて敬遠している
方も多いようです。それは、とてももったいないことです。
漢方は「体にも心にも、優しい」治療ができます。
風邪や腹痛など日常起こりやすい不調も、体質を知っていれば、毎日のちょっとした
工夫で体調管理ができます。
また漢方はネガティブな疾患に対する改善だけではありません。
楊貴妃をはじめ、歴史上の女性たちは、美容や若返りのためにも漢方を利用してきました。
徳川家康は漢方を愛用し、ご存知のように長生きして多くの子供を遺したという歴史もあります。
人の健康に、洋の東西の区別は関係ありません。
私の西洋医学の薬剤師としての知識、東洋の国際中医師としての知恵、漢方薬局を45年間経営し、
店頭でご相談いただいた経験。
そして80年を生きてきて、先人から受け継いだ知恵の数々を、皆様のお役に立てたく思います。
生まれた以上、いつまでも元気でいたい、若くいたい、美しくありたい。
だれでもそう願います。
そのために、漢方の基本的な考え方、対処法をできる限り、わかりやすく説明させていただき、
それぞれの世代をより良く過ごすお手伝いをしていきたいと思います。
この本を読んだあなたやご家族の不調が解消され、また親子の関係がより心温まる一助となれば、
これにまさる喜びはありません。(この本の前書きより抜粋)
著者川手鮎子(カワテアユコ)

昭和17年生まれ。東京理科大学薬学部卒業後、製薬会社開発部に勤務。
昭和48年エーケー有馬薬局を開設し、その後45年間漢方相談等に従事。
国際中医師の資格も取得し、ホリスティック医学協会に所属して呼吸法やアロマ、
カウンセリングなど、多くの代替療法も学んだ経験をふまえ、
和洋両面から心身の不調を解消する。
地域への貢献も長く、主な受賞歴に、神奈川県保険功労賞受賞、川崎市保険功労賞受賞、
学校薬剤師30年勤務表彰等がある。
漢方薬局を45年経営、西洋医学の薬剤師の資格ももつ中医学のエキスパート。
薬剤師。国際中医師。生活習慣病指導士(この書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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